2017年5月28日日曜日

広重よりも北斎派


楽器の練習なおいて、一番大切なことはなんですか?と問われたら、
自分が出したい音、音符、リズムがどれだけ明確にイメージ出来ているか、
と答えたいと思っているのだけれど、そういった質問を受けるようなことは
きっとないように思う。

数年前に電子ドラムなるものと、合わせてドラムの教則本みたいなものを合わせて購入したのだけど、ちょっと触って満足してしまい、そこから埃をかぶってしまっていた。
ところが、ここ一年でピアノの演奏力の向上意識と合わせて、音楽におけるリズムの重要性を人生で一番痛感するようになり、自然と電子ドラムのゴムパットをパタパタと叩くようになった。

ドラムなんて練習スタジオに入った時に遊びで叩く程度で、しかももともとリズムに興味がなかったのでうまく叩けなかったのだけど、リズムに興味を持つようになってそれなりに練習すると、それがどうも少しはマシになってきた。

ピアノにドラム、ギターに歌。それぞれ全然別の楽器なのだけど、不思議とピアノが上達したらギターも上手くなったし、ドラムが多少叩けるようになったらピアノの左手のリズムが良くなったし、なんだか歌も、調子が良い。

なんでもそうだけど、うまくなりそう、っていう希望がある時が一番楽しいし、
それがない時が一番辛い。

最近曲は書けないけど、書けそうな予感はあるので、希望はある。

2015年12月31日木曜日

12/19(土)@ひかりのうまからの再スタート

先日のひかりのうまでの神森徹也さんとの2マン、弾き語りライブ、無事終わりました。
ライブにお誘いしていただき、4年ぶりにライブをする機会を与えて下さった神森さん、
会場のひかりのうま、そして見に来て頂いたみなさま、ありがとうございました。



4年ぶりに人前で自分の曲を演奏する、ということで、ライブ前の何週間か、かなり緊張感のある日々を過ごしていました。
会場に小さなアップライトピアノがあるということが、今回ライブをしたい、と思ったポイントで、生のピアノで、かつ新曲でお客さまに新鮮な音楽をお届けする、というのが今回のライブの目標でした。

12月入ってから、予てから溜まっていた歌詞なしの原曲のデモを聞き直し、これは一定水準は超えているかな、と思えるものに歌詞をつけていく作業と、生のピアノの演奏に慣れるため(自宅にある電子ピアノと生ピアノでは同じピアノとはいえ、ほぼ別の楽器とも言えるほど体感、弾き心地が違うのです)、直前の2週間は池袋のピアノスタジオに週に4日、5日くらいのペースで通い、鍵盤を叩きました。

ライブが迫るころには、もう時間が足りなくて、歌詞のつかないピアノ曲を削り、既存のギター曲を増やさざるをえなくなってきていましたし、スタジオで生ピアノの響きからのインスピレーションを頼りに、限られた時間で歌詞を書き上げたりしていました。

こちらが今回演奏した曲。

1.snowbird(ギター)
2.農民の詩(ギター)
3.夢見心地(ピアノインスト)
4.ネジの雨(ピアノ・グレンスミス・セルフカバー)
5.marlene(ピアノ・トッドラングレン・カバー)
6.グレトナグリーン(ギター・新曲)
7.Bon(nb)Odori(ギター)
8.モネ(ピアノ・新曲)
9.かつての勇者(ピアノ・新曲)
10.ハローハロー(ピアノ・新曲)


本当はおそらく久しぶりのライブでかなり緊張するだろうと思って、このセットの曲に入る前に普段家で弾き語るようなカバーを何曲か演ろう、と思っていたのですが、当日になって曲が決められず、ここはえいやっとやってしまおう、とさしあたり昔よく演った「snowbird」から入ることにしたのでした。

ライブでの曲順も大枠は考えられたものの、前日ギリギリまで歌詞を書いたりしていたので、そこまで気が回らず、あとはステージ上で、となってしまいました。が、結果的にはとてもよい曲順でお届けできたとかなと思っています。そこには、ステージ上のタイム感覚というか、いわゆる「勘」みたいなもの(ここはMC挟まない方がいいかな、とか次はこういう曲がいいかな、というような)が蘇ってきて、その感覚の懐かしさを密かに感じたりしていました。ちょっと喋りすぎた気もしますが。。

4曲目にはメンバーとして参加しているグレンスミスの2ndアルバムに収録されている「ネジの雨」という曲をセルフカバーしました。
その後、少し疲れてきた喉を休めるためにちょっとしたピアノでの即興演奏を。

5曲目はトッド・ラングレンのカバー。ライブではお話しましたが、トッドの曲でもこの曲はあまりカバーされていない曲だと思います。とてもいい曲です。
この曲。




6曲目以降、新曲が固まったセットになったわけですが、
その最初に披露したのが「グレトナグリーン」でした。
これは検索したらわかるのですが、あるイギリスの地名で、
そこにちなんだストーリーの歌詞になっています。

新曲に挟まれる形で演ったのが「Bon(nb)Odori」です。
この曲は今年の夏、iTunesとBandcampで配信販売をすることが出来ました。
発表以来いろんな方に評価して頂いている難曲です。
最近曲作りをしていてもなかなかああいう曲は書けなくて、
共作曲者のジャズピアニスト吉村隆行くんの力もやはり大きいな、
と感じています。
その難しい曲を弾き語りで演るのはなかなか難しいものがありました。

元の配信した音源の視聴はこちら。


8曲目は画家のクロード・モネをテーマにした新曲。
この曲はライブ数日前にtwitterにインストバージョンでちょっと弾いたものこちらにアップしていました。
9曲目はゲームのRPGのような世界をイメージした新曲。
10曲目は昔発表した(それでも)僕はロケットマンに続く、宇宙SFものの新曲。

と、どの新曲も時代や場所が違うファンタジーの世界になりました。
自分の作る楽曲に頭をひねって歌詞を作っていくと、
割とファンタジックなものになりやすい傾向があって、
今後できるだけより現実的な要素も増やしていきたいと、
考えています。
今回演った新曲もまだまだ書き直ししたい部分がたくさんあります。
次のライブまでに少しでも推敲出来ればと思っています。

カバーやインストを含めずに歌物だけで見ると、既存曲3曲、新曲4曲で、
新曲をたくさんやる、という目標はギリギリ過半数で、一応クリア、ですかね。
演奏自体はミスは多々ありましたが、声もまずまず出て、4年ぶりで、自分としては
まずギリギリ合格点、という感じでした。
慣れない生ピアノ演奏も、ひかりのうまのピアノが弾きやすくて助けられましたし、
会場の雰囲気も温かく落ち着いていてやりやすかったです。
お客さんはみなさん楽しんでいただけたような雰囲気でしたので、ほっとしています。


僕のステージのあと、神森徹也さんのライブで素晴らしかったです。
神森さんの、特に新し目の曲群はブラジル音楽や、その他ワールドミュージックに影響を受けた、芳醇な音楽性で、歌詞も独特で面白いですし、ぜひたくさんの方に聴いていただきたいです。

最後に神森さんがお客さんに打楽器を配って、みんなで2曲演奏しました。
その時間がすごく楽しかった。



今年ももう終わり。
今年最後にギリギリ新しいスタート切れて本当によかったです。
来年、既に1本ライブが決まっています。
今回来て頂いた方も、興味がある方もぜひ見に来ていただきたいです。

春夏以降はピアノの弾き語りライブをまたやりたい、と思っています。

とにかくまずは、ライブで、ピアノもギターも歌も、きちんと演奏、表現できるようにする。
肉体を意識して音楽を奏でる。
曲もガンガン新しいものを作る。
それが来年の目標です。

気持ちは20歳の時に初めてライブをやった時と同じ。
0からのスタート。
ミュージシャンを志す若者のように、強かに、
謙虚に、関わってくださる方、もちろんお客さまも含めて、
みなさんがハッピーになれるように、音楽を作っていきたいです。

来年もどうぞよろしくお願いします。



2015年12月13日日曜日

12/19(土)ひかりのうま(大久保)にて弾き語りライブ

『たゆたう空間、つながる時間 vol.3』

日にち:2015年12月19日(土)
場所:ひかりのうま(大久保)
時間:開場18:00,開演:19:00
代金:¥2,000+ドリンク

出演:神森徹也,クノシンジ

以前からお世話になっている先輩、神森徹也さんに
お誘いいただきまして、随分と久しぶりに弾き語りで
ライブをすることにしました。

喉や、前歯の治療も終わり、また地道に再スタートを
きりたいと思っています。
その第一歩です。

開場にアップライトピアノがあるので、
楽しみであります。
久しぶりの弾き語り、慣れないピアノで、しかも新しい曲を演る、
チャレンジですが、
少しでも何か届けられたら、という気持ちで臨みます。

神森さんとも何曲かご一緒に演奏する予定です。

ご予約は
mailアットkunoshinji.netかtwitterまで。


2015年3月4日水曜日

「ポータブルポップミュージック」とは何だったのか。

さて、歯の治療もいよいよ長期戦にもつれ込み、日々重重しい気持ちと戦いながら過ごす2015年の冬の終わり、ふともう8年の前のことを思ったりしました。

2007年の春、3月7日に『ポータブルポップミュージック』というミニアルバムでメジャーデビューしたわけですが、その表題曲のMVのことを思い出したのですね。
これです。




このMV、ヤクザの前で踊る、という奇抜なアイディアはMVの監督をして頂いた竹内鉄郎さんのものだったと記憶しています。
当時、東京へ来て1年、歳は24になる頃、実年齢よりもずっと幼稚でひ弱だった自分は、東京、そしてメジャーレコード会社という社会に馴染めずに日々ただただ翻弄されていたように思いますが、そんな中にあのPVのアイディアを頂き、面白いのでなんとかやってみよう、とりあえずなんとか頑張ってみよう、そういった思いだったと思います。
MVの撮影自体は何度か経験していたものの、一流のスタッフさんと共に撮影、しかも踊る、しかもカット割りなし、1カット、というのはとてもハードルの高いものでした。

で、思ったことというのはその大変だった、ということではなく、あのMVのアイディアが実に当時の自分の音楽をよく表していたんだなぁ、ということです。

当時、ポップミュージック(含めあらゆる音楽)の作り手としても何もわかっていない自分の、がむしゃらな音楽、姿がありのままに納められているわけです。経験値も、計算も、何もそこにはなかったんですね。その無骨な音楽を、無骨なまま踊る僕の姿によって映像化している。第一踊った事なんてなかったんですから。踊れるわけがないんですよね。

端的に言うと、バカだったんですね。卑下でなく。本当に。何にも知らなかった。

なのに、それから随分と考えて考えて生きて来て、なんとか賢くやって行かなければ、と思ってやってきたのに、今、歯が痛い、困った、音楽も困った、となっているわけです。
バカでいること、というのは本当に素晴らしいと思います。ちょっと言葉が違う気がしますけどね。


その当時の自分のよかったところっていうのは、おそらくその無知の、未完成な、滑稽さ、上滑り感、みたいなもの、なんじゃないかな、と今になって思うわけです。そして、それが本当にこのMVでよく表されていると思うわけです。

完成された素晴らしさが世の中にはいっぱいあるけれど、完成されていない、なんだか滑稽だな、という面白さもあるんだな、ということにやっと気付いたわけです。32歳間近に。もっとバカバカしく、滑稽にやればよかったな、損しちゃったな、ってちょっと思う。随分気付くのに遅かった。

もちろん、バカだけでは生きて行けないし、結果も出ないのだけど。
あの曲だって全然売れなかったですしね。
でも賢いばかりが世界じゃあないですね。

これからはもうちょっと楽しく、滑稽に生きてもいいかな、と思った、31歳の終わりでした。

2014年11月27日木曜日

夢見心地

”夢見心地”というインストを仕上げました。
いつかに作ってあったインストです。
最近はほぼクリック無しです。

丁寧に少しずつ積み上げました。

2013年8月18日日曜日

農民の詩



今年の夏ももう後半に入った感じですね。
ちょっと前、7/28にグレンスミスのライブが月見ル君想フでありました。
その日はとても楽しいライブでした。
グレンスミスはレコーディングにも入っていて、昨日もレコーディング用の
アレンジリハやってました。

ソロ、というか、僕個人の音楽活動はあまり進みのない夏になりそうで。
その分いろいろとこれからの音楽活動のことを考えることの多い夏では
ありました。音楽を続けるって難しいなぁと、twitterに書いたりもしたんですが。
その後、逆に続けないともっと難しいぞ、と思ったりもして。やるしかないのですね。
よし、これからは音楽活動により力を入れよう、と。
(こんなこと書くと手を抜いていたように思われそうですが。そんなことはないです。)

日々生活はあるんですが、やっぱりどうも音楽がないとダメみたいですね。
世の中にはそういう人間がいるんです。
どんな時代になっても。どんなに音楽が売れなくても。
それは関係ないんです。
永遠に歌は作られ、歌われ、聴かれることは間違いないでしょう。

才能があろうがなかろうが、未来があろうがなかろうが、
音楽をしないと。
今はライブもやっていないけど、こちらからお客さんにお金を払って
観に来てもらってでも、いつかライブを再開したい。

そんなことを思ったら昔作った曲を思い出しました。
原宿のカフェ、シーモアグラスで自主企画したライブの特典にしたCDに
入れた曲ですね。農民の詩。
このyoutube、ファンの方がアップしてくれたんです。
僕がアップ、むしろお願いします、みたいなことをMCか何かで言って。


せっかくなので歌詞も乗っけておきます。


農民の詩

始まりのチャイムが鳴り
おざなりに物語り
前後ろ 真っ白な画用紙

思い思いに描いてた
水彩画 愉快な未来
不可思議な 車が宙を舞う
だけど今

いえいえ、いえいえ。
僕たちはただ太陽を待つような農民のようさ。
年々、年々、進化して
それでもそっと不安に備えては涙の祭り

思い切り強く噛んだり
ありきたりに祝ったり
ぼんやり外を見てるうちに

言葉がすぐ届いたり
知ろうと思えば知れたり
0101.. 二進法の世界だね
なんてほら

全然、全然、
僕たちはまだ体温を持つ綿菓子みたいなものさ
千年、二千年、愛への依存
わけあって奪ってのんで吐いても
まだ欲しいみたいだ


ヒントは増えて行く分母さ だからほら

ねえねえねえねえ、僕たちは
まだ才能がどうとかって平民でいたいのさ
年々、年々、退化して
要らなくなった感情の枝 そぎ落とす盆栽



yes, yes, yes ,yes.
僕たちはただ太陽を待つような農民のようさ。
全然、全然、進化しない
生まれた時と同じ姿で
帰り道を行く
来た道を帰るだけ
川を渡ろう



2012年9月17日月曜日

レコーディング回想記⑧〜完〜

7/3(火)

ドラム、ベース、ギター、ボーカルのレコーディングが完了し、
この日はキーボードの再録。
僕の家に吉村君に鍵盤を持って来てもらって、ライン入力にて録音。
このとき前日録ったギターとボーカルが入ってない状態で録ったと思う。

前回6/26にドラムベースとせーので録ったのもよかったが、
吉村君は自分のプレイに納得いかず録り直しとなった。
僕的にはOKだったが、彼のこだわりは素晴らしいと思う。

テイク的には2、3テイクくらいだったと思う。彼の安定力は素晴らしい。
僕の家の冴えない部屋でも集中力を持って、曲へ入って行って、熱い演奏をしてくれた。
アウトロでのソロも前回に劣らない素晴らしさだった。

その後、アウトロ以降のエレピはを吉村君に弾いてもらった。
アウトロ9小節目以降はすべて吉村君のプレイだ。その前まで僕が弾いている。
ややこしい。アウトロ9小節目からのソロも試行錯誤して、ブルーススケールで入って、
そこから悪魔が天国へ昇華するような展開をお願いした。
ポリリズム部分もさらにシンコペーションする感じでより面白くしてくれた。
わりとさくっと録れたと記憶している。
これで吉村君の作業は終わり。

今回、曲を共作してくれた彼の功績は大きい。
吉村君とは今、別のユニットを始めている。
もしこの曲を気に入って下さったとしたら、
このユニットを期待して待っていて頂ければと思う。
うまくレコーディング出来れば、おそらくそれよりももっとよい曲がこのユニットの曲として発表出来ると思う。とびきりのやつが出来ている。

7/4(水)
バイトから帰ってからおそらくコーラス、シェイカーのダビングをしたと思う。
この辺りはかなり佳境で、かつ1人作業なので記憶が曖昧。
この回想記、結構メールのやりとりを遡って作業日等を確認しているのだけど、
おそらくこの日、歌のセレクトより先にダビングをしたと思われる。
そう、そして字ハモ(歌詞をハモる)の部分は先にセレクトした記憶がある。
そうしないと合わせて歌えないから。
コーラスでは間奏の部分(OH〜OH〜)で嫁さんに歌ってもらっている。
僕の曲に参加してもらうのは初めて。ポール&リンダマッカートニーよろしく、
と思いつつ。2人で同時に歌ったものを4回分ダビングしている。
今回コーラスは僕の曲にしては少なめだ。というのもメロディが複雑すぎて
ハモれない。かつパッド的なものも必要なかったからだ。

7/5(木)
おそらくこの日ボーカルのセレクトをしたと思う。
この日もバイトから帰宅後、そして深夜まで作業していたはず。
形跡がメールに。というのもこの翌日がミックス作業日だったからだ。
ボーカル、セレクトするまでは不安だったのだけど、
つないでみると、ほぼ足りないところもなく、良いものが出来たと感じた。
今まで一番良い歌かもしれない、と思っている。
もう少しクールなテイクもあったのだけど、
歌っている最中、自分の一番の持ち味はやはりポップさだ、と
強く感じたので、セレクトもポップな表情のものを選んだ。
ある意味以前から聴いてくださっている方に違和感ないものになっていると思う。
曲の複雑さを中和する意味もあったと思う。
そして、当初の予定通りオートチューンは使わずに済んだ。当たり前の話なんだけど。

7/6(金)
この日はミックス作業日。
エンジニアの佐藤清志さんの自宅スタジオ、secret base studioへお邪魔した。
綺麗な一軒家の一部屋に、非常に立派なミックススタジオが作られていた。
まずは、僕は基本待つだけだったのだけど、とても座り心地のいい椅子があって、
疲れる事なくミックス作業を拝見した。
その間に撮った写真。なぜか光が美しく撮れた。




佐藤さん、とても集中して作業されていた。
一段落ついたところで、いろいろと意見を交わしたと思う。
ギター3本にかけるコーラスの事や、ドラムのサウンド、
とくにドラムのサウンドについては時間をかけたと思う。
コンプレッサーのかかり具合に関してはラジカセで聴き比べたりした。

そして、一番大きな点はギターのストロークパートを結局、
一番最初のスタジオノアでレコーディングでしたものに戻したところだった。
部分的にやるべきフレーズをやれていない部分がったが、そこはやむなく編集した。
そうしてでも、そのギターにしたほうが全体のサウンドはまとまった。
一番最初のレコーディング、しかもなれない状態で弾いて頂いたものだったが、
キチンとリズムに乗り、その後に録った音とずれはいっさいなかった。
ここにギタリストネロさんの底力があった。助けられた。

ボーカルやエレピにかけるリバーブの量など、
他にも細かいボリュームの調整などとても楽しく作業した。
終電間際まで作業して頂いて、結局仕上がるに至らず、残りはメールのやり取りで
仕上げることになった。

7/9(月)

音データの締めきりの前日。
佐藤さんが作業出来る日がこの日だった。
メールで送って頂いて、微調整をして頂いて、また送って頂いて、
というやり取り。最終的に2つのバージョンを作って頂いて、
僕が最後に選んだ。
このやりとりではギターのバランスと、ドラムのオーバーヘッドと呼ばれる、
頭上に立てられたマイクの音量のバランス、ボーカルのバランス、この辺りが主な
やりとりだったと思う。
あとは音全体にかけるトータルコンプの量。サウンド全体をどれくらい、つぶすか、
という具合だ。
歌のボリュームはかなり悩んだあげく、自分的に少し大きめのものを選んだ。
歌詞が入って行くかどうか、そこが重要だった。
音楽的にはもうすこし小さいほうがバランスがよかったかもしれないのだけれど、
今回歌詞に関してはしっかり届けたい、と思っていたので大きめにした。
0.5デシベルの差で、歌詞が届くイメージが変わる感じがした。

ちなみに曲のエンディング、アカペラになって終わるのだが、
途中でブツ切れのようにしてある。これは意図しての事。
ほんとうはしっかり「ダン」と発音していたものを、
佐藤さんが意図してブツ切りにして下さっていた。
切れてないものと両方聴き比べたが、切れているほうがかっこ良かったのだ。

そうして7/10(火)、締め切り日に月見ル君想フに納品することができ、
無事レコーディングは完了した。

今回のレコーディング、まず第一にライブハウス月見ル君想フさんからのコンピレーション参加依頼が
なければ実行されなかった。ちょうど僕が行き詰まりかけていたタイミングで、
なんでもいいからやってみようと思えた。
店長寺尾さんにはお世話になりっぱなしです。感謝です。

そして、共作者の吉村隆行君。
この話を承諾してすぐ、彼と共作しようと思った。
先に書いたが、既に彼とはユニットとして共作を始めていて、
かなり手応えのある曲が書けていた。
彼がいれば1日あれば必ずいい曲が書けると思った。
そして実際良いものが書けた。ありがとう。
そしてこのユニット、早く音を届けられるように頑張りたい。

そしてイトケンさん、笹井さん、ネロさん、のバンドメンバー。
さらに笹井さんのご紹介で今回非常にお世話になったエンジニア佐藤清志さん。
皆さんの協力なしには産まれなかった。
今週、打ち上げがあるので、改めて感謝を伝えたい。


ここからたくさんの人に曲が届くように願っています。



「Bon(nb) Odori」

Music by クノシンジ、吉村隆行
Word by クノシンジ
Produced & Arranged by クノシンジ
Recorded & Mixed by 佐藤清志
Mixed at Secret Base Studio

クノシンジ:Vocals, Shaker, Electric Piano
伊藤健太:Electric Bass
笹井享介:Drums
ネロ:Electric Guitars
吉村隆行:Piano, Electric Piano
久野はるか:Chorus