2012年9月10日月曜日

レコーディング回想記⑤

6/26(火)。
この日はもともとベースとキーボード、そしてギターのレコーディングの予定だった。

それが、6/19(火)のドラムレコーディングが流れ、ドラムもこの日に録ることになり、
ドラム、ベース、キーボード、エレキギター、のレコーディングを1日でする事に。
当然1日あれば録れるのだが、スタジオを移動しなければならず、いろいろ制約の
ある中なので、大変だ。

レコーディングの場所はエンジニアの佐藤さんが教えている専門学校のスタジオ。
16時頃入りだったと思う。この日は晴天だった。
ドラム笹井さん、ベースイトケンさんは16時に入って、鍵盤の吉村くんは
少し遅れてくる予定になっていた。
笹井さんはこの日もレンタカーだった。
駐車場からドラムを5Fのスタジオまで上げ、セッティング。
スタジオにはこの日お手伝いをしてくれた学生さんが既に準備を始めていた。

この日笹井さんはドラムを2セット持って来てくれた。
古いビンテージの物と新しめの物だったと思う。
部屋の鳴りによってドラムをセレクト出来るように配慮してくれた。
セッティングしたのはおそらくビンテージの方。結果そちらで行け、
セットの組み直しはなかった。


その間、イトケンさんはベースのセッティングも進めていた。
フレージングなどの確認もして、準備。

別のブースに置いたベースアンプ。これは専門学校の地下のライブスペースから
佐藤さんと僕でスタジオまで上げた。たしかアンペグ。
Skah Shah風のふくよかなLow-midを狙うため、密かに、でもないが、
EQを上げておいた。イトケンさん、レコーディングでもおしゃれである。

ドラムセッティング完了。笹井さん。



写真に写っているバスドラ脇の黒い丸い物はYAMAHA製のスピーカー型のマイク。

セッティング完了し、音作り。
笹井さんが積極的にドラムの音像作りに意見してくれた。
非常にクリアで良い音像のドラム。意図したロウミッドブースト気味のベース。
キックのアタックについてやり取りがあった。
久しぶりのスタジオ作業で、僕はなかなか耳がなじまなかったため、
いろいろやり取りが行き違ったりした。(まあこれはいつもの事だが。)

音作り中に鍵盤の吉村君も予定より早めにスタジオ着。
といってもこの時点で17時半ごろだったと思う。
鍵盤はコントロールルーム側で演奏する事になった。
(吉村君の写真はない。すみません。)

演奏の準備が出来、クリックの準備。
僕は事前に自宅でクリックを数パターン用意していた。
というのも、4/4拍子の曲のなのだけど、曲中に数カ所3/4があり、強弱のあるものが
よい場合現場で作るのが大変そうだったからだ。
しかし、僕が用意したクリックが、どうもずれる。3/4の箇所が合わない。
結局、強弱のないもので演奏してもらう事に。

リハを開始。
イントロにディミニッシュコードをユニゾンし、かつシンコペーションする
リフがあるのだけど、そこが難しい。
なかなか3人の息が合わない。何度かイントロをリハし良くなった。
(そしてこれは後で気付いたのだけど、実はこのイントロ、デモやリハの時よりも
一拍減って、3/4になっている小節があったのだ。どうりでクリックが合わないはずだった。現場でプレイしたメンバーも、聴いている僕も誰も気付けなかった。かつ結果3/4になっている方がすっきりしてよかったと思う。結果オーライ。)


通しの演奏は全部で3テイクのみだった。

鍵盤の吉村君は1テイク目からスパークしていたようだ。
彼は曲の共作者であり、曲が生まれた瞬間に立ち会っていたためか、
よく曲を理解していたのかもしれない。
笹井さんもアウトロで素晴らしいプレイをしていた。
3テイク目で全体もまとまり、
時間的にもギリギリだったが、素晴らしい演奏が録れた
イトケンさんもハイフレットを使った、らしいプレイと、安定したリズムで演奏をしてくれた。
このテイクもアウトロの笹井さん、吉村君の熱い演奏素晴らしかった。
曲は恐らく難しい部類に入る曲。
リハ一回で、3テイクでこれが出来るメンバーにとても感激した。
 
細かい録り直し部分を僕が決め、追加のシンバルも含め、ドラム、ベースの順で録り直していった。
鍵盤に関しても録り直してした部分があったかもしれない。
とにかくスタジオの使用時間は20時頃までで、そしてその後別のスタジオでのギター録りもあったため、時間の管理に非常に気を使いながらの判断は、
プロデュース、ディレクション経験の少ないにはとても大変なことだった。
細かいことが思い出せない。

結局ギリギリまで時間を使い、ドラム、ベース、鍵盤のレコーディングは終了。
片付け終わった時点で20時半は過ぎていた。
僕はまったくなにも演奏していないのにも関わらずこの時点でかなり
体力を消耗していた。それくらい緊張と集中力を要したのだけど。情けない。

鍵盤の吉村君は自分のプレイに納得が行かないようだったので、
僕の自宅で後日録り直しする事に。せーのでのプレイではなくなったが、
納得いく演奏を目指したかったのでそうすることにした。

協力してくれた学生さんに感謝しつつ、エレキギターのレコーディングに移るため、
佐藤さんの車で初台のスタジオノアへ。


結局着いたのは22時前。21時からスタジオを押さえてあり、
ギタリストのネロさんには待ってもらっていた。
着いたら笹井さんも先に寄ってくれていて嬉しかった。
しばし話をして、笹井さんは帰られた。お疲れさまでした。

ギターアンプはツインリバーブとVOXをレンタルしていて、
最初はツインリバーブで試していたと思う。
うまくイメージする音に鳴らず、VOXに変えて試したり、
ピックアップを変えてもらったりと試しに試し。



結局どちらになったかも覚えていない。
スタジオも簡易録音部屋のようなところで、機材セッティングの時間も結構かかり、
1時間延長しても録音出来たのはストロークのリズムギター、
1パートのみだった。
ネロさんも3/4が入ったり、ポリリズムがあったりと、
曲の難しさに少し苦戦していた。

終了後、佐藤さんネロさんと話して、
歌録りの日に、歌の前に専門学校のスタジオで残りのギターを録る事になった。
その日も2つのスタジオを移動することに。。

終了時刻25時。スタジオ代金を払い忘れそうになる程に疲れた。

長丁場のレコーディングを温かく的確に進めてくださった佐藤さんに
感謝の1日であった。

気合いのいるレコーディングはまだまだ続いた。

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PS

このレコーディングで録音した新曲が収録されるコンピレーションが
いよいよ9/19発売です。

2012/09/19 
定価:¥ 2,310(税込)OTCD-2829

1. 東京60WATTS / 月見ル君想フ
2. 寺前未来 / ペーパードライバー
3. クノシンジ / Bon(nb) Odori
4. ムーン(ス)ライダース (佐々木良&伊藤健太) / 日暮れのメロディ1993
5. Natural Records / しゅわしゅわ
6. 宇宙遊泳 / 千切雲
7. A.D.O. / 月見ル君想フ
8. bananafish / ひとりぼっち
9. Suzken / さまよう月


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